荷物の少ない引越しは、意外と引越し業者に頼むと割高になることがあります。専門の業者なのになぜかというと、引越し業者は、比較的多い量の荷物を想定して基準価格を設定しているためです。一部の単身引越しのパックを展開している業者であれば、比較的安くできることもありますが、ここでは小型車両で活躍している「赤帽」の利用について考えてみたいと思います。
赤帽の業務内容
赤帽の業務は広く、一般的な荷物の輸送業務をはじめとして、小さめの建築資材や家具なども運べます。また、医療現場など特別な荷物の緊急輸送なども行っているほか、意外に知られていませんが、荷物の小さい単身の引越しや、小スペースオフィスの移転なども任せることができます。一番特徴的なのが、小回りの良さです。軽貨物運送を生業としている赤帽の各店は、小さな車両だからこそできるフットワークの軽さを持ち味にしています。
赤帽の扱う引越しの種類
赤帽の引越しは、基本的には街で見かける、あの「赤帽車」で行うことになります。営業店の持っている車両によって多少の差はありますが、「パネルバン」と呼ばれる、荷台と運転席が分かれている形のものや、軽トラック、バンなどです。軽とはいえ、幌の高いオプションなどを扱っていることもあり、思いのほかたくさん入る印象です。大きな家具などがたくさんあると困りますが、若い世代の一人暮らしのスタートにはちょうど良いかもしれません。荷物が多いかも知れないという人は、軽トラック１台に乗るかどうかのチェックをあらかじめしておいた方が安心です。
費用とサービス
費用は距離と荷物の量、作業時間などによって決まります。安く抑える秘訣は、自分たちも作業を一緒に行って速く済ませることです。最低限の大きな荷物の移動を業者にお願いする、というスタンスでいるならば、通常の引越し相場より安い価格で引越しできるでしょう。
サービスという面では、ほとんどのものがオプションになると考えたほうが良いでしょう。ダンボール等も自分で準備するか、赤帽から購入という形になります。オフィスや事務所の移転であれば、業務に使用したダンボールを集めておくと便利です。
赤帽はフランチャイズ制で、それぞれの業者が自営業なので、さまざまなサービスを個々に行っている場合もあります。気になる場合は確認してみると良いでしょう。