物流視点からの大気汚染(NOxとPM)

物流における環境への負荷はCO2の排出が全てではありません。

ここでは、人体への健康被害を巻き起こす自動車から排出される窒素酸化物、PMに焦点を当てて説明します。

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1.窒素酸化物

窒素(N2)と酸素(O2)の化合物で化学式ではNOxと表記。「ノックス」と呼ばれている。

生成方法

燃料を高温高圧で燃焼することで作られる。常温である空気中では反応しないが、人為的に燃焼することで窒素酸化物は生じる。物流ではトラック、船、フォークリフトが発生源となる。

被害

人体に深刻な影響を与える。肺から吸収しやすい特性である。強い酸化作用で肺や呼吸器の細胞に傷を与える。病症としては気管支炎・肺水腫が挙げられる。光化学スモックの原因でもある。窒素酸化物は、大気汚染防止法で「ばい煙」に指定されており、代表的な大気汚染物質の一つとして、大気汚染防止法で規制・監視の対象でもある。

2.PM

(Particulate Matter:粒子状物質)個体や液体の粒子。10μm以下の細かい粒子がほとんどで空気中に長く浮遊する。大気汚染の原因でもある。

生成方法

ディーゼルエンジンの排気ガスからから生じる。固形の炭素粒子、燃焼不十分状態でできる炭化水素、硫黄が酸化してできるサルフェートの混合物も発生する。

被害

発がん性やアレルギー疾患との関連性が指摘される。微小粒子であるので肺の奥まで入りやすく、健康への被害が甚大である。

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高度成長以降大気ガスの規制は強化されてきました。実際に2003年関東地区の条例で排出ガスの基準が設けられ、基準を満たさないディーゼル車の走行規制がありました。
尚、環境省では大気汚染・自動車対策で自動車排出ガスについて個別にNOx・PM法についてまとめています。(参考に⇒http://www.env.go.jp/air/car/noxpm.html)
グリーン物流の課題はこのような大気汚染問題に取り組むことも課題です。

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