ローソンが、利用運送事業の登録をしたというニュースが有りました。
当然、ラストワンマイルも狙っているとは思いますが、利用運送事業をとった裏には、もっと大きな獲物が隠されているかもしれません。
ローソンが利用運送登録、「店舗に物流機能」着手(Logistics Today)
利用運送事業とは?
利用運送事業(りよううんそうじぎょう)とは、荷主より貨物を預かり、自社以外の輸送業者の行う運送を利用して貨物の運送を行う事業。 貨物利用運送事業とも呼ばれる。 荷主先までの集荷・配送を併せて行うか否かによって第一種と第二種に分類される。(wikipedia)
ちなみに、今回ローソンが取得したのは、第一種ということで、複合輸送ではなく、単発のトラック輸送がメインの事業体です。
Logistics Todayさんにもありますが、コンビニ各社が物流に力を入れているのは確かです。
ただ、ラストワンマイルで利用運送事業が必要か?と問われると、「?」な部分もあります。
なぜなら、利用運送事業は、軽貨物やバイク、原付き、自転車は含まれないからです。
ようするに、ラストワンマイルの着手だけなら、利用運送は必要がないのです。
なぜ、ローソンは利用運送事業を始めるのか?
今回、利用運送事業の登録は、もっと大きな物流改革で、共同配送によって、他社の荷物を有償で運ぶことを考えているのかもしれません。
国内の11,606店舗を拠点を結んでいるネットワークを使えば、もっと面白いそして、収益性の高い事業が展開できるのかもしれません。
今後のローソンの動きに注目ですね。
※ちなみに、郵便局は24,600店舗もあります。