輸入家具は、異国情緒やラグジュアリーな室内イメージを演出してくれるものが多く人気があります。海外で生産され、日本の販売店で買えるものも増えてきましたが、世界中の家具が手に入るわけではありません。せっかくだから調べ尽くしてお気に入りの逸品を手に入れたいものです。海外からの個人輸入は意外に難しくありません。ネットなどで世界中の品物が見られるのですから、海外輸入にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
家具の輸入方法の工夫
家具の輸入を行う時の基本は、お金がいくらかかるかを知ることです。商品代金だけでなく、関税、手数料、消費税などがかかるため注意が必要です。個人輸入であっても、「関税を取られることは基本」として考えておきましょう。金額や商品の種類によってそれぞれ違うので、税関などで具体的に聞くと正確な回答を得られます。なお純然たる家具に関税はかかりません。
海を越えて運ぶためには、船便や航空便が使われます。船便は時間に余裕がある場合の利用がおすすめで、料金は安めです。一方航空便はコストは高めですが速く届きます。現在ではコスト削減のために船便の利用が増えており、スピードはまだまだ航空機には敵いませんが、利便性は上がってきていると言います。輸送料はこれら海を超える分だけでなく、現地での港などへの輸送の費用もかかります。
日本に到着したらさらに荷物の通関、さらに自宅などへの配送となります。空港や港から自宅へは自分で運んで送料を削減することができます。
できるだけ簡単に行うためには
家具の輸送を簡単に行うためには、細かく煩雑な手続き等は人任せにしてしまうことです。例えば、料金の支払いなどは銀行振込など自分で送金したほうが安く済ませることができますが、取引が終了するまでに起こり得る運送中のトラブル等のリスクを考えるとお勧めできません。海外取引は、距離の分輸送リスクは高くなります。安さに釣られるといざという時に大変になります。クレジットカードも、知らない相手と初めての海外取引ということで控えた方が良いでしょう。海外の有名な決済サービスである「ペイパル」などを利用することをオススメします。ペイパルはトラブル時の対応もきちんとしています。また、通関の手続きも書類の準備などが煩雑なため、倉庫会社等に依頼したほうが安心です。何が起こるかわからない海外取引は、できるだけ任せられる部分はプロに依頼することが簡単にするためのポイントです。
海外輸入の注意点
海外輸入は長距離の移動となりますが、家具のような大きなものは輸送中の保管が心配です。船便は縦置きが基本となっています。一方航空便は横置きになります。もちろん事故の無いように固定などをしますが、より安全なのは横置きの飛行機です。
また、輸入が無事に終了してもそれで安心してはいけません。直接海外から来た家具には、製造しているエリアによっては、現地で虫などがついてきている可能性もあります。外来種で危険なものもあるかも知れないと考えて、目視でチェックできないような形のものは殺虫処理をした方が良いこともあります。
注意すべき点が多い分、自分で海外からの輸入を成功すれば達成感もあります。そしてなにより、世界中のものから、より良いものを手に入れられるようになるということは、生活の質を格段に上げることでしょう。