バーコードにも種類があるの?日本でよく使われるている規格【物流版】

バーコードには様々な情報が含まれていることは予見できるが、一体どんな情報が詰まっているのだろう?

物流業務で欠かすことが出来ない存在のバーコード。ハンディターミナルの機器を用いて、情報を読み取りコンピュータシステムと連動しての物流管理にも繋がる。

意外にも世界に100種類以上あるといわれている。今回そのバーコードでも日本の物流で最も用いられている3種類を簡潔にまとめてみた。

JANコード

個々の商品の外箱に印字されている。基本は13桁で短縮版として8桁のものもある。

左から
企業(メーカーコード)・・・7桁
商品アイテムコード・・・5桁
チェックデジット・・・1桁

ちなみにチェックデジットというのは、

符号の入力誤りなどを検出するために、元の符号に付加される数字(参考:Wkipedia)

のことである。

ITFコード

ケース、パレット、ボール等で企業間取引で用いる集合包装に設定された商品識別コードである。当初は16桁であったが、現在は国際的なコードのGTIN(国際取引商品番号)に準拠する目的で14桁になっている。
barcode_14
左から
物流識別コード・・・1桁
国コード・・・2桁
メーカーコード・・・5桁
商品アイテムコード・・・5桁
チェックデジット・・・1桁

CODE-128

多くの情報を表示できる(128字)のがこのCODE-128。情報の多さから、企業間での電子データ交換での利用が普及している。
商品関連情報(製造日、賞味期限、有効期限、使用期限、製造番号、ロット番号等)
企業間取引番号(注文番号、梱包番号、請求先企業コード、出荷先企業コード等)
UCC/EAN-128の規格のもとになっており、小売業の製品識別やSCMラベルの識別バーコードとしても近年使用されている。

物流センターでは主にCODE-128をスキャンし、請求から支払いまでをデータで取引することが主流となっている。

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