初めての取引は、「信用はあるのかな」「この企業は倒産しないだろうか」など、
大きな金額になれば、不安になることもあると思います。
今日は、簡単にそして、誰もがやっている企業の評価とその項目をご紹介します!
企業の評価は誰がするの?
運送会社は、トラックを購入する、リースするために、必ずといってもいいほど他人資本を
必要とします。だから、借り入れをしなくてはならないことも多く、企業について誰かが判断した材料が必要になります。
また、中小企業が多い中で、初めて取引するお客様は、「大丈夫なのかな」と不安になることもあります。だからこそ、大丈夫だ!と上司を説得させる材料が必要になります。
その上京なかで、知っておかなければいけないのは、
「誰が、どのデータを、どのようなにつくり、何を基に判断しているか」ということではないでしょうか。
代表的な帝国データバンク
取引先である会社は、さまざまな方法であなたの会社のことを調べます。
近くの知り合いに聞く、インターネットで調べる、銀行に直接聞いてみるなど。
しかし、一般的なのは、「帝国データバンク」で調べるということです。
帝国データバンクはどのように点数をつけているのか
帝国データバンクでは、その格付点数の項目を開示しています。
その評価項目がこちらです。
業績・業歴等の「定量評価」と経営者等の「定性評価」といった7項目に加点・減点を反映し、全9項目を総合的に評価しています。評点要素は、TDBが持つ100万社以上の企業情報を分析し、業種ごとに評価基準を設定し、適正化を図っています。
【業 歴】 企業運営の継続性を評価。業歴が長いほど高得点
【資本構成】 企業財務の安定性を評価
【規 模】 年売上高、従業員数など経営規模を評価
【損 益】 会社の損益を決算報告書などから客観的に評価。
【資金現況】 調査時点での業況・収益・回収状況・支払状況・資金調達余力を評価
【経 営 者】 経営者を、個人の資産背景や経営経験、人物像などの要素から評価
【企業活力】 TDB調査員が、企業活力を人材・取引先・生産販売力・将来性の要素で評価
【加点/減点】 上記項目だけでは十分に反映されていない要素がある場合、当項目で反映
(帝国データバンク参照)
100点満点なら80点以上は簡単?
いえいえそんなことはないですよ!
なんと、51点以上の企業は全体の15%しかありません!
平均点は45点で、中小企業でも50点を超えてくると財務面でも健全であることが見て取れます。
リース会社が、大手企業の場合は、◯◯点以下は取引しないなど、一定のルールが定められている企業も少なくありません。
まずは、帝国データバンクの点数が取引関係者から見られているんだということを理解することが大切です。
しかし、目先の点数だけではなく、この点数を向上させることで、より良い会社経営をすることが、結果的に事業の反映に繋がることを忘れてはいけませんね。